第3期◎12月9日(水)~12月27日(日)
『演劇実験室◎天井棧敷』

過激な実験性で知られる寺山修司主宰「演劇実験室◎天井棧敷」のポスターを一挙展示。
状況劇場でも優れたポスターを作った横尾忠則『青森県のせむし男』(67年)や、 宇野亞喜良『毛皮のマリー』(69年)、粟津潔『犬神』(69年)をはじめ、
金子國義、井上洋介、及川正通、榎本了壱、花輪和一、小竹信節、建石修志、 合田佐和子、戸田ツトムなど。

『天井棧敷定期会員募集』
演劇実験室◎天井棧敷(1967年)
デザイン:横尾忠則

★寺山修司生誕日12月10日(木)に
ご来場の方にはプレゼントあり!


イベント12月23日(水)

●ギャラリートーク 15:00〜  
笹目浩之(テラヤマ・ワールド代表/寺山修司記念館 副館長)によるポスター解説
 [展覧会チケットのみでご参加いただけます。]

●『寺山生誕80年を振り返る』 19:30〜
プロデュースをつとめた「レミング〜世界の涯まで連れてって〜」をはじめ、生誕80年にいまだ拡がりを見せ続けた寺山修司の世界を、笹目浩之(テラヤマ・ワールド代表/寺山修司記念館 副館長)が語ります。
 [料金]
 展覧会チケット(¥500)+¥1000〔1Drink付き〕

イベントは終了しました。

『犬神 フランクフルト公演版』
演劇実験室◎天井棧敷(1969年)
作・演出:寺山修司 宣伝美術:粟津潔


第2期◎11月18日(水)~12月6日(日)
『劇団状況劇場』

唐十郎率いる「劇団状況劇場」(現・唐組)のポスターを展示。
ニューヨーク近代美術館で世界のポスター第一位にも選ばれた横尾忠則 『腰巻お仙・忘却篇』(66年)、また篠原勝之圧巻の作品群や、
その他赤瀬川原平、金子國義、及部克人、合田佐和子など。

『唐十郎版 風の又三郎』
劇団状況劇場(1974年)
作・演出:唐十郎 宣伝美術:篠原勝之

状況劇場のポスターを数多く手がけた、おなじみ「ゲージツ家のクマさん」 こと篠原勝之と、「ジャパン・アヴァンギャルドーアングラ演劇傑作ポスタ ー100」(PARCO出版)の編者でもあるカマル社主宰/アリス研究家の桑原茂 夫によるトークショー。制作秘話をはじめとした貴重なお話を伺います。


篠原勝之
1942年、札幌に生まれ鉄の街・室蘭に育つ。グラフィックデザイナー、 絵本作家、状況劇場のポスター、舞台美術を手がけた後、 エッセイ「人生はデーヤモンド」で注目を集める。1986年、 〔KUMA'S FACTORY〕設立。廃鉄の溶接に始まり、鋳物鉄、ガラス、 土、石などを素材に光・風・水・土や自然が放つエネルギーに呼応する ダイナミックな造形を国内外で精力的に創作し続けている。 「フォルムだけが全てではなく、創る過程や対峙する自然、 人、時間の流れも作品。」の真骨頂である"ゲージツ"はマンハッタン、 モンゴル、サハラ砂漠、インド、フィンランドなど国境を越え、 「地球に目印を付ける。」独自の創作スタイルを貫いている。 2002年、欧州コンテンポラリーアートのムーブメントを支える MUDIMA財団の招待でミラノにて個展を開催。 「現代美術の流れを変えるかも知れない作家の出現」と 関係者の注目を浴びる。以降、ベニス、パリ、(2003 )ニューヨーク(2005)など海外でも発表の機会を得、 作品の無国籍な力強さと圧倒的な存在感が評価されている。

桑原茂夫
1943年東京生まれ。編集スタジオ「カマル社」代表。 日本におけるルイス・キャロル研究の先鞭をつけた 『別冊現代詩手帖 ルイス・キャロル』(1972年)の編集をはじめ、 アリス関係の多くの出版企画に携わる。 主な著書に『図説不思議の国のアリス』(河出書房新社)、 『あんずのアリスBOOK』(蟹江杏との共著、講談社)など。
最新刊として、『不思議の国のアリス 完全読本』 (河出文庫)のほか、 11月7日には詩画集『浦嶼子伝』(絵/宇野亞喜良  詩/桑原茂夫・佐々木聖、 愛育社)発売。

「ジャパン・アヴァンギャルドー アングラ演劇傑作ポスター100」(PARCO出版)編集。




トークイベントは終了しました。


第1期◎11月1日(日)~11月15日(日)
『土方巽、大駱駝艦、劇団自由劇場、黒テントほか』

第1期は、100点のアングラ演劇傑作ポスターから、土方巽、大駱駝艦、劇団自由劇場、黒テントなどのポスターを展示。



【入場料】一般:500円 学生:300円
[パスポート制・会期中再入場可]※第1~3期全てご覧いただけます。

第1期 ◎11月1日(日)~11月15日(日)
「土方巽、大駱駝艦、劇団自由劇場、黒テント他」

第2期 ◎11月18日(水)~12月6日(日)
「劇団状況劇場」

第3期 ◎12月9日(水)~12月27日(日)
「演劇実験室◉天井棧敷」


【休廊日】
11月2日(月)/9日(月)/16日(月)/17日(火)/24日(火)/30日(月)/
12月7日(月)/8日(火)/14日(月)/21日(月)


横尾忠則をはじめ、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亞喜良、金子國義、篠原勝之、平野甲賀、及部克人、
串田光弘、及川正通、榎本了壱、花輪和一、林静一、合田佐和子、戸田ツトムなど、
現在も第一線で活躍する多くのアーティストがかかわった、
約100点の傑作ポスターを劇団ごとに3期に分けて展示。

この展覧会では、ポスターハリス・カンパニーの2万点以上所蔵する
「現代演劇ポスターコレクション」から厳選された、
1960〜1970年代のカウンターカルチャーの一翼を担った、
アングラと呼ばれる小劇場演劇の傑作ポスター約100点を展示します。

1960〜1970年代にかけて世界同時多発的に起こった
カウンターカルチャーに共鳴するかのように、日本の演劇界でも、
新劇とはまるで異質な世界を創造した「アングラ演劇(小劇場運動)」が
勢いを持ち、寺山修司、唐十郎、鈴木忠志、佐藤信、串田和美らが、
それまでにない実験的な舞台を繰り広げていきました。

これらの舞台と相乗効果をもたらすユニークなビジュアル表現で
重要な役割を担ったのが、天井棧敷、状況劇場、黒テント、自由劇場、大駱駝艦など、
各劇団の旗印として登場したポスターの数々です。

今回3期に分けて展示されるこれらの圧倒的なポスター群は、
世界にも類を見ない特異な芸術作品としてはもちろん、
日本人の美意識のひとつの現れとして、
さらには「時代の証言者」としても重要な位置を占めています。
ぜひご覧ください。


★会期中、展覧会場で「ジャパン・アヴァンギャルド–アングラ演劇傑作ポスター100」 (PARCO出版)をご購入の方には、本展の特製ポスターをプレゼント!(先着順)

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