ポスターハリスギャラリー企画展2012
寺山修司記念館開館15周年/ポスターハリス・カンパニー創立25周年記念


森山大道 写真展 『あゝ、荒野』
— 寺山修司唯一の長編小説と森山大道の写真のコラボレーション —


特別展示:「犬の町」何かへの旅〈3〉(1971年、青森県・三沢市にて撮影)



   

Graphic Design:Satoshi MACHIGUCHI(Match&Co.)/ Photograph:Daido MORIYAMA / Tanka:Shuji TERAYAMA






2012年9月13日(木)~10月8日(月・祝)
休廊日:9月24日(月)、10月1日(月)
13:00~19:00 

入場料 一般:500円/学生:300円
(再入場可・半券ご提示で会期中何度でもご覧いただけます)

※ 2012年に開催の寺山修司作・原作・脚本・監督の演劇・映画作品
  2011年演劇「あゝ、荒野」および寺山修司記念館のチケットをご提示の方は、1回無料

※ボクサー、片目のコーチ、娼婦、ソープ嬢、警官、バーテン、スーパー社長、
 早稲田大学自殺研究会の方は、1回無料。
 



<企画製作>ポスターハリス・カンパニー/テラヤマ・ワールド/三沢市寺山修司記念館
<協力>一般財団法人 森山大道写真財団/PARCO出版/角川書店/マッチアンドカンパニー






ポスターハリスギャラリーでは、昨年ご好評いただきリクエストの声が多かった
森山大道写真展 『あゝ、荒野』 を本年も開催いたします。

本展は、寺山修司の遺した唯一の長編小説「あゝ、荒野」(1966)と、森山大道の時代を鋭く記憶した写真
とのコラボレーションです。森山大道が60年代から撮影してきた貴重なオリジナルネガから自らプリントした
211点を新たにちりばめ、装い新たに生まれ変わった新装版の「あゝ、荒野」(2005年/PARCO出版)。
今回の展示はその時プリントされた貴重な写真から構成されます。
2011年には舞台化もされ(演出:蜷川幸雄/出演:松本潤、小出恵介ほか)「60年代」「アングラ」「新宿」
というキーワードでの、再検証と憧れの高まる今、寺山×森山の「60年代新宿荒野図」の世界へ・・・・・。
あなたの荒野は・・・・・・・。

特別展示の「犬の町」は、1971年のアサヒカメラ連載・何かへの旅〈3〉で、初めて青森県三沢市を訪れ撮影
された森山氏の代表作「三沢の犬」を含む写真です。1971年当時の三沢の街並などを記憶した貴重な写真
11枚を展示します。



    

    



    

    

    





森山大道 moriyama daido

1938年大阪府生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1963年フリーのカメラマンとなる。
1968年写真集 『にっぽん劇場写真帖』 、1972年写真集 『写真よさようなら』 など出版写真集多数。
国内では滋賀県立美術館、東京都写真美術館、国立国際美術館(大阪)など、海外ではサンフランシスコ
近代美術館、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、カルティエ財団現代美術館(パリ)など国内外での幾多
の写真展開催。日本写真批評家協会新人賞(1967)、日本写真協会年度賞(1983)、第44回毎日芸術賞
(2003)などを受賞。東京工芸大学客員教授、京都造形芸術大学客員教授、東京ビジュアルアーツ顧問
など写真教育活動にも力を入れている。
2012年10月にはテートモダン (ロンドン) にて 「森山大道×ウイリアム・クライン」展 が開催予定。

森山大道 公式サイト




寺山修司 terayama shuji

詩人・演出家・写真家・映画監督
1935年12月10日(戸籍上は1936年1月10日)青森県生まれ。
18歳で短歌研究新人賞特選「チェホフ祭」を受賞し、歌壇に鮮烈にデビュー。
1967年には横尾忠則、東由多加、九條映子らと「演劇実験室◎天井棧敷」を結成、主宰。
世界屈指の前衛劇団として国際的に活躍。
代表的舞台に「毛皮のマリー」「奴婢訓」「レミング」。
映画監督としても「書を捨てよ町へ出よう」「田園に死す」の他、実験映画も次々に発表。
1983年5月4日、47歳で急逝。
1997年、多感な少年時代を過ごした青森県三沢市に寺山修司記念館開館。

三沢市寺山修司記念館 公式サイト